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「土方さん土方さん土方さん!どうしよう!」
「なんだお前。総司がそんな焦るのは珍しいな。土方さん病でも掛かったのか?」
土方は怪訝な顔で沖田を見ている。
「大変なんです!」
スパー…
「なんだ?団子に毒でも入ってたか?」
土方は再び煙管を噴かしながら書類に目を通す。
「美海さんが!美海さんが!女性を好きかもしれない!しかも両思いかもしれない!」
「は?なに言ってんだ?」
土方は書類から目を離し、沖田のほうに振り向く。
「だだだだだから!」
「いやいや。わかったから。なんでそう思うんだ?」
土方にそう言われ、沖田は今までの経緯を話した。
「それで帰りも聞くに聞けず途中で走って帰ってきたと」
コクリと沖田は頷く。
結局沖田は美海にそんなこと聞けるはずもなく、美海達を置いて1人で帰ってきたのだ。
「馬鹿じゃねぇの?」
「へ?」
「そんなことだけで美海が女が好きだとは限らねぇじゃねぇか」
「まぁ。そうですけど」【生髮療程】激光生髮、生髮帽、生髮針有效治療脫髮? -
はぁ。全く。こいつらめんどくせぇなぁ。
土方はため息を着く。
「いいか?そんなの本人しかわかんねぇんだよ。うだうだ考えても無駄だ。美海に聞け」
「嫌ですよ」
「怖いのか?」
「怖くはないですけど……」
沖田がふて腐れたような顔をして答える。
「じゃあいいじゃねぇか。何も告白しろっつってんじゃねぇよ。聞くだけだ」
「………はい」
「とりあえず自然に聞くんだ」
アイツに限って女が好きなのはないだろう……。
いや…わからんな…。
選び放題のここで恋愛感情を抱いてるようには見えねぇ…。
土方は脳内で自問自答を繰り返す。
そんな土方を見て沖田も心配になってきた。
「沖田さー――ん?」
遠くで美海の呼んでいる声が聞こえる。
「ほら。行ってこい」
トンと沖田の背中を押す。
「……はい…!頑張ります!」
ガラッ
バタバタバタバタ!
沖田は勢い良く部屋を出て行った。
はぁ。そんな気張らなくても……。ったく総司は…
土方はため息を着くと再び自分の仕事に戻る。
あの総司がねぇ…。
土方は報告書に筆を滑らせながら微笑した。
やっぱり一番に土方に相談するとこを見るとなんやかんや言って土方を一番信頼してるように思える。
「沖田さー――ん?」
美海は歩きながら沖田を探す。
どこ行ったんだろう…気分が悪いのかな?
バタバタバタバタ!
「美海さん!」
「沖田さん!どうしたんですか?かなり息切れしてますけど…」
沖田を見ると、かなり呼吸が乱れていて肩で息をしている。
「私、美海さんに聞くことにしました!」
「何をですか?」
美海はきょとんとしている。
「正直に言ってくださいね!」
沖田はチラチラと周りを確認すると、美海の耳に口を持っていった。
「もしかして、美海さんは明里さんが好きですか?」
「好きですよ?」
えー―――――!?
即答!?
「じゃ…じゃあ私のことは?」
「好きですよ?」
沖田の顔が少し明るくなったがそれは直ぐに引いた。
もしかしたら………
「土方さんは?」
「好きですよ?」
「じゃあ原田さんや永倉さんや藤堂さんは?」
「皆好きですよ?」
あぁ。そうか。この人はつい最近の私みたいに『恋』の方の好きが分かってないんですね。
「わかりました。私の言い方が悪かったですね。明里さんと接吻したいですか?」
「は?」
「明里さんと抱き合ったり接吻したいですか?」
「なななななに言ってんですか!?」
この人何言ってんの?
「いや。美海さんは自分が女性だと気付いてないんです。自分が男だと思い込んでいるんです。だから女性を好きになるし野蛮な行動をするんです」
なんか勝手に肯定してる?
「美海さんは男に生まれたかったんですか?」
プチッ黙って聞いてれば…
こいつ…。
美海は黙り込んだ。
その様子を沖田が覗き込む。
ガラッ
「あ。立花く…「沖田さんの馬鹿ー――――!」
ドカッ!
「ぅわぁっ!」
ズサッ
沖田はいきなり殴られ、避けきれなかったため、ふっ飛んだ。
「「え?」」
美海がふと顔を横にやると伊東が襖を開けたまま立っていた。
中から藤堂が覗いている。